住宅ローンの審査|見られる点と、申し込む前にできる準備
住宅ローンの審査の流れと見られる点、返済負担率の目安を表にまとめます。審査に通りやすくするための準備と、落ちたときの方法も整理します。
住宅ローンの審査では、年収と勤続年数、年収に対する返済の割合(返済負担率)、過去の支払いの記録、健康状態、買う物件の価値が見られます。審査は、物件を決める前後の「事前審査」と、売買契約のあとの「本審査」の2段階で進みます。この記事では、見られる点と、申し込む前にできる準備をまとめます。
住宅ローンの審査は、どう進む?
| 段階 | 時期 | かかる日数の目安 | 主に見られること |
|---|---|---|---|
| 事前審査 | 物件を決める前後 | 数日〜1週間 | 年収、勤め先、ほかの借入、支払いの記録 |
| 本審査 | 売買契約のあと | 1〜3週間 | 事前審査の内容の確認、健康状態(団体信用生命保険)、物件の価値 |
| 契約・融資 | 引渡しの日 | 金融機関とローンの契約を結び、代金が支払われる |
事前審査に通っても、本審査で結果が変わることがあります。審査の間に転職したり、新しく借入をしたりするのは避けます。
審査では、何を見られる?
| 見られる点 | 内容 |
|---|---|
| 年収 | 借りる額に見合う収入か |
| 勤め先と勤続年数 | 働き方(会社員、公務員、自営業など)と、今の仕事を続けている年数 |
| 返済負担率 | 年収に対する、年間の返済額の割合 |
| 信用情報 | クレジットカードやローン、スマートフォンの分割払いの支払いに遅れがないか |
| 健康状態 | 団体信用生命保険に入れるか |
| 物件の価値 | 担保として、借りる額に見合う価値があるか |
| 年齢 | 完済するときの年齢 |
返済負担率は、どれくらいなら通る?
要点
フラット35では、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下が基準です。ほかの借入(車のローンなど)の返済も含めて計算します。
| 年収 | 基準 | 年間の返済額の上限 | 月あたり |
|---|---|---|---|
| 350万円 | 30%以下 | 105万円 | 約8.8万円 |
| 500万円 | 35%以下 | 175万円 | 約14.6万円 |
| 700万円 | 35%以下 | 245万円 | 約20.4万円 |
銀行のローンは、実際の金利より高い「審査用の金利」で返済額を計算することが多く、基準も金融機関ごとに違います。審査に通る額と、無理なく返せる額は別なので、毎月の生活費から返せる額を先に決めておきます。
審査に通りやすくするために、できることは?
| 準備 | 理由 |
|---|---|
| 使っていないカードローンを解約する | 借りられる枠が、借入として見られることがある |
| 車のローンなどを減らしておく | 返済負担率が下がる |
| 支払いの遅れを作らない | スマートフォンの分割払いの遅れも記録に残る |
| 転職は審査のあとにする | 勤続年数が短いと不利になりやすい |
| 頭金を用意する | 借りる額が減り、返済負担率が下がる |
| 複数の金融機関に事前審査を出す | 基準が違うので、通る金融機関が見つかることがある |
自営業や副業がある人は、何が要る?
自営業や個人事業主は、確定申告書の控えを2〜3年分出すのが一般的です。経費を多く計上して所得を小さくしていると、借りられる額も小さくなります。会社員で副業の収入がある人は、副業の分を年収に入れるかどうかを金融機関に確かめます。確定申告の基本は副業の確定申告にまとめています。
審査に落ちたら、どうする?
- 借りる額を減らす、頭金を増やす
- 返済の期間を長くして、年間の返済額を下げる
- 審査の基準が違う、ほかの金融機関に申し込む
- 配偶者の収入を合わせる(収入合算・ペアローン)
- 信用情報に心当たりがあれば、情報機関に自分の記録の開示を申し込む
よくある質問
勤続年数は、何年あれば審査に通る?
1年以上を目安にする金融機関が多いですが、基準は金融機関ごとに違います。転職したばかりでも、同じ業界での転職や年収が上がった転職なら、相談に応じてもらえることがあります。
事前審査は、何社に出してもいい?
複数に出せます。ただし、短い期間に多く申し込むと信用情報に記録が残るため、2〜3社に絞って出すのが一般的です。
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