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退去の立ち会いとは|当日の流れと準備、見られる場所

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退去の立ち会いとは|当日の流れと準備、見られる場所

退去の立ち会いは、部屋の傷や汚れを担当者と一緒に確かめて鍵を返す手続きです。当日の流れ、見られる場所、サインの前に確かめることを整理します。

退去の立ち会いとは|当日の流れと準備、見られる場所

退去の立ち会いは、部屋を明け渡す日に、管理会社や貸主の担当者と借りていた人が一緒に部屋の傷や汚れを確かめる手続きです。所要時間は部屋の広さや傷の数によって変わり、最後に鍵を返して終わります。その場で確認書へのサインを求められることがあるので、見られる場所とサインの前に確かめる点を知っておくと、慌てずに済みます。退去費用の相場や更新料は賃貸の退去費用と更新料にまとめています。

退去の立ち会いは、どんな流れで進む?

荷物をすべて運び出した部屋で、担当者が床・壁・水回り・設備を順に見ていきます。気になる傷や汚れがあれば写真を撮り、チェック表に書き込みます。そのうえで、借りていた人の負担になりそうな場所の説明を受け、鍵を返します。

順番 すること ポイント
1 担当者と部屋で待ち合わせる 荷物はすべて出し終えておく
2 部屋を順に確認する 一緒に歩いて、指摘された場所をその場で見る
3 傷や汚れを記録する 担当者の写真とは別に、自分でも撮っておく
4 負担の説明を受け、確認書を見る 金額や範囲が書かれているかを確かめる
5 鍵を返す 入居時に受け取った本数をそろえて返す

立ち会いの日時は、退去の連絡をしたときに管理会社と決めることが多いです。賃貸住宅標準契約書(国土交通省)でも、借りている人は明け渡しの日を前もって貸主に知らせることになっています(第14条)。

照明が使えないと傷が見えにくいため、電気をいつ止めるかは、立ち会いの日時とあわせて管理会社に確かめておきます。電気・ガス・水道の手続きの順番は引っ越しでやることにまとめています。

立ち会いでは、どこを確認される?

見られるのは、毎日使う場所と、傷みが残りやすい場所です。部屋の広さや設備によって変わりますが、次の場所は確認されることが多い場所です。

場所 よく見られる点
床(フローリング・畳) へこみ、引きずった傷、飲みこぼしのシミ
壁・天井 壁紙の汚れや穴、たばこのヤニ、結露を放っておいたカビ
キッチン・浴室・トイレ 油汚れ、水あか、カビ
建具・設備 ドアやふすま、網戸の破れ、エアコンや給湯器の動き
鍵 本数がそろっているか、なくしたものがないか

要点

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」では、普通に暮らしていてできた傷みや、年数がたって古くなった分は貸主の負担とされています。

借りていた人が負担するのは、わざと、または不注意でつけた傷みや、通常の使い方を超える使い方でできた傷みです。ガイドラインは、部位ごとの状況を当事者が立ち会って十分に確認することを勧めています。

立ち会いの前に、何を準備しておく?

入居したときの記録と契約書をそろえておくと、当日の説明をその場で照らし合わせられます。前日までに次のことを済ませておきます。

  • 入居時に撮った写真や、入居時のチェック表を手元に出しておく
  • 契約書の原状回復とクリーニング費用の項目、特約を読み直す
  • 荷物をすべて出し、床や水回りをふだんの掃除程度にきれいにする
  • 鍵をそろえる(自分で作った合鍵も含めて返す)
  • 敷金の振込先にする口座を確かめておく

ガイドラインには「入退去時の物件状況及び原状回復確認リスト(例)」が載っています。入居時の記録がない場合も、このリストを見ながら当日の部屋を自分で撮っておくと、後で話し合うときの材料になります。

その場でサインする前に、何を確かめる?

確認書にサインする前に、書かれている傷が本当に自分の住んでいた間にできたものか、負担の範囲と金額が書かれているかを確かめます。納得できない点があれば、その場で結論を出さず、見積もりを受け取ってから話し合いたいと伝えて構いません。

確かめること 見るところ
入居したときからあった傷ではないか 入居時の写真やチェック表と照らす
普通に暮らしてできた傷みが含まれていないか 家具を置いた跡や日焼けは、ガイドラインでは貸主の負担の例
張り替えの範囲が広すぎないか 壁紙は、傷をつけたところを含む一面分までが借主の負担の目安(ガイドライン)
金額が書かれているか 金額の欄が空いたままの書類に署名しない
特約に書かれた費用か クリーニング費用などが契約書の特約にあるか

長く住んだ部屋では、年数による価値の減り方も考えます。ガイドラインでは、壁紙は6年で残存価値が1円になるように負担の割合を計算するとされています。同じ汚れでも、住んだ年数が長いほど借りていた人の負担は小さくなります。

よくある質問

立ち会いに行けないときは、どうする?

家族などに代わりに立ち会ってもらうか、立ち会いなしで鍵を返す方法がないかを管理会社に相談します。立ち会わない場合は、確認の結果を後から知らされることになるので、退去の前に部屋の写真を撮っておきます。

立ち会いの前に、専門業者の掃除は頼むべき?

ふだんの掃除をしていれば、専門業者による部屋全体のクリーニングは、ガイドラインでは貸主の負担の例に挙げられています。契約書にクリーニング費用の特約があるときは、その内容を確かめます。

鍵をなくしていたら、どうなる?

ガイドラインでは、鍵をなくした場合は年数を考えず、交換費用を借りていた人が負担するとされています。立ち会いの前に管理会社へ伝えておくと、当日の手続きが早く進みます。

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