引っ越しが安い時期はいつ?月別の混み具合と、繁忙期を外すコツ
引っ越しが混むのは3月中旬から4月上旬です。月別の移動者数で混む時期と空いている時期を確かめ、引っ越し代と賃貸の初期費用を抑える日程の組み方を整理します。
引っ越しが混んで費用が上がりやすいのは、3月中旬から4月上旬です。国土交通省は2026年1月にも、3月の引越件数は通常月の約2倍だとして、この時期を避けるよう呼びかけています。費用を抑えたいなら、3月と4月を外し、土日や祝日も避けた日を選ぶのが基本です。
賃貸の初期費用も、今の部屋の退去日と新しい部屋の入居日の組み方で変わります。
引っ越しが混むのは、何月?
総務省の住民基本台帳人口移動報告から、2025年に市区町村をまたいで移った人の数を月ごとに並べると次のとおりです。
| 月 | 市区町村間の移動者数(2025年) |
|---|---|
| 1月 | 327,312人 |
| 2月 | 357,056人 |
| 3月 | 905,179人 |
| 4月 | 683,859人 |
| 5月 | 382,823人 |
| 6月 | 371,648人 |
| 7月 | 398,417人 |
| 8月 | 348,602人 |
| 9月 | 367,877人 |
| 10月 | 379,751人 |
| 11月 | 309,853人 |
| 12月 | 358,171人 |
1年の合計は519万548人です。3月と4月の2か月だけで約3割を占め、最も少ない11月は3月の3分の1ほどでした。国土交通省の資料でも、引っ越しは毎年3月中旬から4月初旬がピークの期間とされています。3月と4月以外の10か月は、どの月も31万〜40万人の間に収まっています。
引っ越し代を抑えやすいのは、どんな日?
国土交通省は、ピークの時期を避けることに加え、できれば土曜・日曜や祝日を避けることを「かしこい引越」のポイントに挙げています。時期をずらした人からは「3月末の土日の引越と比べて、引越代金が安くなった」「3月の最終週から時期をずらしたことで、予約が取りやすくなった」という声が紹介されています。
| 選び方 | 理由 |
|---|---|
| 3月中旬〜4月上旬を外す | 1年で依頼が最も集中し、予約も取りにくい |
| 土日・祝日を外す | 国土交通省が、できれば避けて平日を選ぶよう勧めている |
| 3月に動くなら月末を外す | 3月の最終週からずらすと予約が取りやすくなったという声がある |
見積もりの取り方や、引っ越し代そのものの内訳は引っ越し費用にまとめています。
賃貸の初期費用は、日程でどう変わる?
引っ越し代とは別に、退去日と入居日の組み方で、家賃を二重に払う期間が変わります。国土交通省の賃貸住宅標準契約書では、借りている人は少なくとも30日前に解約を申し入れ、すぐに解約したい場合は申入れの日から30日分の家賃を払う形になっています。
実際の予告期間は、今の部屋の契約書で確かめます。連絡のしかたは賃貸の退去連絡にまとめています。
| 費用 | 日程で変わるところ | 抑えるコツ |
|---|---|---|
| 今の部屋の家賃 | 解約の予告期間の分は、退去日まで払う | 退去日から逆算して、早めに解約を伝える |
| 新しい部屋の家賃 | 家賃が始まる日から日割りでかかる | 家賃が始まる日を、申し込みのときに確かめる |
| 礼金やフリーレント | 部屋を探す人が少ない時期は、条件の相談がしやすいことがある | 申し込みの前に相談する |
| 引っ越し代 | 3〜4月や土日は依頼が集中する | 平日や、3〜4月以外の月を選ぶ |
要点
二重家賃の期間を短くするには、今の部屋の退去日と、新しい部屋の家賃が始まる日を近づけます。解約の予告期間を先に確かめ、そこから逆算して部屋探しと解約の連絡の時期を決めます。
初期費用の内訳は一人暮らしの初期費用に、引っ越しの前後でやる手続きの順番は引っ越しでやることにまとめています。
3〜4月にしか動けないときは、どうする?
進学や異動で時期を選べないときは、日程の決め方と準備で負担を減らします。国土交通省の案内をもとにすると、次の点が役に立ちます。
- 3月末の土日を避け、平日や3月上旬、4月中旬以降を候補にする
- 荷造りは当日のトラックが着く前に終え、段ボールが足りなければ早めに業者へ連絡する
- 不要品は前日までに処分し、家電リサイクルの対象品は販売店などに相談する
- 業者が見つからないときは、近くの運送事業者や、荷物が少なければ軽トラックの運送事業者にも問い合わせる
日程を決め直すときは、早めに伝えます。国土交通省の標準引越運送約款(2026年10月時点)では、依頼した側の都合で解約や延期をするとき、手数料を求められることがあります。見積書に書いた荷物の受取日の前々日なら見積運賃等の20%以内、前日は30%以内、当日は50%以内です。
会社の異動で引っ越す人もいます。国土交通省は経済団体を通じて、企業に異動時期の分散を検討するよう要請しています。着任日に幅があるなら、ピークを外した日程にできないか、勤め先に確かめてみる方法もあります。
よくある質問
1年で一番、引っ越す人が少ない月は?
総務省の2025年の数字(市区町村をまたいで移った人)では、11月が約31万人で最も少なく、1月が約33万人で続きます。どちらも3月の半分に届きません。
引っ越しの見積もりは、どう取ればいい?
国土交通省は、電話やインターネットだけで決めず、事業者と直接会って訪問見積りをしたうえで選ぶよう勧めています。見積もりの段階で段ボールを受け取るのは、業者を決めてからにします。
部屋探しは、いつから始める?
今の部屋の解約の予告期間より前に、新しい部屋の目星をつけておくと、二重家賃の期間を短くしやすくなります。退去日を先に決め、そこから逆算します。
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